北海道から沖縄まで、施設音響、全国175箇所の施工実績。
なぜ弊社のような、小さな会社が、全国規模で音響設備の仕事ができたのでしょうか。
2007年の秋、弊社が、はじめて設備音響の仕事を請け負ったのは、全国に拠点をお持ちの、あるお客様とのご縁でした。
いきなりで全国28箇所。
音響システムの設計と組上げの仕事。お客様から直接のご依頼です。
しかも3ヶ月間にすべて終わらせないといけません。
竣工予定はもうきまっているので、ピンポイントでスケジューリングが必要でした。
スタッフが何人もいて、同時に展開できる会社ならともかく、当時は、代表一人、急遽スカウトした新人一人(しかし飛び切り優秀)、そして機器の手配などするバックアップの社長の妻一人、計3人。
早速、各地担当はバラバラの工務店と連絡をとりながら、ピンポイントでスケジュールし、機器を手配。
竣工前直前にまず一人が、ゼネコンに依頼した配線や端末の確認とワゴン組上げとにいき、竣工後、今度は立ち上げで忙しい現地のご担当者と連絡をとりながら、もう一人が修正済箇所の確認と取扱説明にまわる、という作業。
めまぐるしく現場をまわりはじめて、あることに気付きました。
音響機器のシステムを組むだけでなく、
ゼネコンに依頼した部分が正しく施工されているかチェックすることも、弊社の責任でした。
現地の職人さんとコミュニケーションをとっていてわかったことは・・・
現地の業者さんで、音響機器のつなぎ方を図面をみて
理解できたのは、130人中たったの2名でした。
つまり、
普通の電気屋さんは、音響については「わからない」
ことがわかりました。
設備音響では、普通の電気工事で使わない特殊な部材を使ったり、施工方法も普段の電気工事と違う場合もあります。
また、それを指摘し、修正依頼できるだけの専門知識をもった人がまずいないので、
「とりあえず音はでてるから大丈夫」という状態で、引き渡されている
というのが全国各地の現状だと知りました。
音がなっていても、正しくなっているとは限りません。
その場で聞き比べると、わかるかたはわかりますが、正しい音をそもそも知らないと、とりあえず鳴っていれば「OK」でおわってしまうのです。
根本的に施工方法が間違っているときもありますが、ほんのちょっと、耳を使って、機器を調整するだけで、劇的によくなることも実は多々あります。
弊社は、仕事の仕上げとして、実際にお使いになられるお客様に取扱い説明する前に、弊社が調整したあとの状態で、音楽をかけてそれを実体験していただきます。
きちんと調整された状態で、音楽などを大音量で聞いていただくと、
「鳥肌がたった」と感動されることもしばしばです。
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